【1月17日 CNS】「中国製品はコスト、機能、安定性に優れているが、過去3年間、市場や顧客から離れすぎていた」。中国のあるエアコン製造会社の責任者はこう話す。過去3年間、インドやベトナム、トルコの製造会社が海外の展示会に出展したり、積極的に顧客を訪問したりしたため、中国のシェアが奪われた。しかし、この責任者は「これらの国の会社の製品は品質も価格も中国製には及ばない」と語る。

 一方、中国エアコン大手の寧波康達の陳渊(Chen Yuan)社長は「米中貿易摩擦の影響は依然として残っており、ロシアとウクライナの戦争もエネルギーコスト上昇や消費の大幅な落ち込みをもたらしている」と説明する。

 世界的な価格競争も大きなプレッシャーになっている。「以前は米国とは1000万ドル(約12億9240万円)程度の取引を達成できたが、現在は100万ドル(約1億2924万円)もいかない。注文は主に東南アジア諸国に流れた、特にベトナムに」と陳氏。

 過去3年間、コロナ禍で海外に出かけられなかったため、彼らは長い間、海外の顧客と対面でコミュニケーションをとれていなかった。

 世界経済の回復が不十分なこと、欧州と米国のインフレや外需の縮小など複雑な要因の影響を受け、昨年第4四半期(10〜12月)と今年の初めの対外貿易は、依然として困難と課題に直面しそうだという。

「過去3年間のコロナ禍により、中国の対外貿易は暗く狭いトンネルに入っていた。しかし、今ではトンネルの奥に光が差している」。化粧品メーカーの浙江利美(Limei)孫顧心(Sun Guxin)営業部長は、2023年の年間目標を「30%の事業成長」に設定すると明かした。

 多くの貿易会社の担当者が海外の顧客を訪問すると、「中国ではまだ厳格な検疫が続いているかどうか」とよく聞かれるという。孫氏は次のように語る。

「中国最大規模の貿易展示会である広州交易会が2023年にオフラインで開催されれば、世界中の顧客は喜んで中国に来ると思う。そうなれば、中国の輸出産業の受注獲得や経済の回復に大きく貢献できるだろう」(c)CNS/JCM/AFPBB News