【1月16日 AFP】22-23イングランド・プレミアリーグは15日、第20節の試合が行われ、アーセナル(Arsenal)は2-0でトッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)とのノースロンドンダービーを制し、2位との勝ち点差を8に広げた。

 アウェーのアーセナルは前半の圧倒的な内容を得点に結びつけ、ブカヨ・サカ(Bukayo Saka)のクロスが相手GKウーゴ・ロリス(Hugo Lloris)のオウンゴールを誘発すると、マルティン・ウーデゴール(Martin Odegaard)がゴール右下隅へのミドルシュートを決めた。

 トッテナムも2点ビハインドの後半から今季おなじみの逆襲に出たが、アーセナルの守護神アーロン・ラムズデール(Aaron Ramsdale)が立ちはだかり、ハリー・ケイン(Harry Kane)やライアン・セセニョン(Ryan Sessegnon)のシュートを防いだ。

 9年ぶりに敵地でライバルのトッテナムからリーグ戦の勝利を挙げたアーセナルは、この後大崩れしなければ、アーセン・ベンゲル(Arsene Wenger)監督の下で「無敵」のチームが無敗優勝を成し遂げた2003-04シーズン以来のプレミア制覇が待っている。

 一方でトッテナムはホームでのリーグ戦ここ5試合で4敗目を喫し、4位との勝ち点差は5に開いた。

 チェルシー(Chelsea)は1-0でクリスタルパレス(Crystal Palace)を下し、グラハム・ポッター(Graham Potter)監督への重圧を和らげた。カイ・ハヴァーツ(Kai Havertz)が後半、打点の高いヘディングシュートを決めた。

 またチェルシーは同日、ウクライナ1部のシャフタール・ドネツク(Shakhtar Donetsk)に所属するミハイロ・ムドリク(Mykhailo Mudryk)の獲得を発表した。シャフタールによると、移籍金は出来高を含め最高1億ユーロ(約138億円)となっている。

 ニューカッスル・ユナイテッド(Newcastle United)も1-0でフラム(Fulham)を退け、3位をキープして優勝への希望をつないだ。

 後半相手にPKを与えるピンチを迎えると、古巣戦に臨んだアレクサンダル・ミトロビッチ(Aleksandar Mitrovic)が足を滑らせながらも右足でのキックを成功させたが、このとき軸足にボールが当たっており、ボールに2回触れたとして得点は認められなかった。

 命拾いしたニューカッスルはこのチャンスを最大限に生かし、迎えた89分、クラブ史上最高額で加入した途中出場のアレクサンデル・イサク(Alexander Isak)が決勝のヘディングシュートを決めた。(c)AFP/Kieran CANNING