【1月16日 AFP】ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー(Volodymyr Zelensky)大統領は15日、中部ドニプロ(Dnipro)の集合住宅に対するロシア軍の前日のミサイル攻撃による死者が30人に達したと明らかにした。その上で、ロシア人はこうしたテロ行為に「臆病に沈黙」していると非難した。

 ゼレンスキー氏は演説の中でロシア語に切り替え、「このようなテロを非難する言葉を口にできない(ロシアの)人々に言いたい。臆病に沈黙し、何もせずに事態をやり過ごそうとしていると、いつか同じテロリストにあなた方も狙われることになるだろう」と訴えた。

 さらに、今回の犠牲者には15歳の少女が含まれ、子ども2人が両親を失ったと強調。現在もがれきの下敷きになった行方不明者30人の捜索活動が続けられていると述べた。(c)AFP