【1月16日 AFP】オーストラリアラグビー協会(Rugby Australia)は16日、デイブ・レニー(Dave Rennie)ヘッドコーチ(HC)の解任と、前イングランド代表HCエディー・ジョーンズ(Eddie Jones)氏の指揮官招聘(しょうへい)を発表した。

 ジョーンズ氏がオーストラリア代表を率いるのは、2001年から2005年にかけての第一次政権に続いて2回目。前回は母国開催の2003年W杯(Rugby World Cup)でチームを決勝に導いた。

 一方でチームを3シーズン率いたレニーHCは、昨年は14戦でわずか5勝という戦績に終わり、W杯フランス大会(Rugby World Cup 2023)まであと8か月の段階で去ることになった。代表については、以前からジョーンズ氏入閣の臆測が広がっていたが、レニーHCは前週「実現しない」と話し、ジョーンズ氏と一緒に働く可能性を否定していた。

 昨年12月にイングランド代表のHCを解任されたジョーンズ氏は、今月29日から仕事を開始する。62歳の新指揮官は、目標は今年のW杯優勝だと話している。

「オーストラリアへ戻り、母国をラグビーW杯へ導けるのは、私にとって素晴らしい機会だ」と話したジョーンズHCは、「オーストラリアのラグビーにとって、非常に大きな時期になる。誇り高いオーストラリア人として、こうしたときに帰国して代表を指揮できるのはとても光栄だ」と喜んだ。

 チームについては、「ワラビーズ(Wallabies、オーストラリア代表の愛称)は非常に才能豊かな選手の集まりで、選手層も厚い」と評価。「全員がフィットした健康な状態で今年のW杯に臨めれば、フランスへ行き、24年ぶりにラグビーW杯優勝を勝ち取れるはずだ」と自信を見せた。(c)AFP