【1月16日 AFP】22-23フランス・リーグ1は15日、第19節の試合が行われ、パリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)は0-1でレンヌ(Stade Rennes FC)に敗れ、2位と勝ち点わずか3差でシーズンを折り返すことになった。

 雨のアウェーゲームでPSGは65分、相手主将のアマリ・トラオレ(Hamari Traore)にこの試合唯一となる得点を許して敗戦。敵地では1日に行われた2位ランス(RC Lens)との上位対決にも1-3で敗れており、アウェー2連敗となった。今季はそこまで公式戦無敗を続けていたPSGだが、このところの足踏みで他チームにも優勝争いでチャンスが生まれている。

 クリストフ・ガルティエ(Christophe Galtier)監督は、「チームのパフォーマンスに失望している。あまりにも多くのチャンスを献上し、こちらは何も作り出せなかった」とコメントし、W杯カタール大会(2022 World Cup)後の休暇から復帰したキリアン・エムバペ(Kylian Mbappe)をベンチスタートとした中で、「ペナルティーボックス内での存在感がまったくなかった」ことを嘆いた。

 この試合では、W杯後では初めてエムバペ、リオネル・メッシ(Lionel Messi)、ネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)のスーパースタートリオがピッチでそろったが、先発が見込まれていたエムバペは途中出場で、20歳のユーゴ・エキティケ(Hugo Ekitike)がメッシ、ネイマールと前線で組んだ。

 しかし、チーム得点王を欠くPSGは攻撃に鋭さを欠き、48分にダニーロ・ペレイラ(Danilo Pereira)が惜しいヘディングシュートを放つまで、相手守護神スティーヴ・マンダンダ(Steve Mandanda)を脅かせなかった。56分にはエムバペが敵地のファンからも拍手を浴びながらエキティケに代わって投入されたが、その後に失点して敗れた。(c)AFP/Andy SCOTT