【1月16日 Xinhua News】日本の「ウルトラマン」シリーズの中国本土でのライセンス総代理「上海新創華文化発展」と知的財産(IP)商品を展開するバンダイナムコホールディングス傘下の「万代南夢宮(上海)娯楽」はこのほど、知的財産保護を巡る協力に感謝の意を表するため、上海市公安局長寧分局にクリスタル製「ウルトラマンゼロ」像と盾を贈呈した。

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 長寧分局は2020年に知的財産の侵害行為などを専門に捜査する大隊を立ち上げ、企業の合法的権益を守るための取り組みを強化してきた。昨年初めには数カ月に及ぶ周到な捜査を経て、ウルトラマンシリーズの偽物のフィギュアなどを製造・販売していた知的財産侵害事件を解決。事件では容疑者10人を逮捕し、製造拠点2カ所を摘発、偽物フィギュアなど40万点余り、計4600万元(1元=約19円)相当を押収した。

 万代南夢宮(上海)娯楽の辻太郎董事長兼総経理は、ここ数年の知的財産保護を巡る上海警察の尽力を実感しているとし、企業のためにイノベーションを尊重して法を守り、公平に競争する知的財産文化の雰囲気を作り出してくれたと語った。(c)Xinhua News/AFPBB News