「ビッグ3」に匹敵する新世代のGS優勝は困難 ナダルが見解
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【1月14日 AFP】男子テニスのラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)は14日、同胞のカルロス・アルカラス(Carlos Alcaraz)を筆頭とする新世代が、四大大会(グランドスラム)で自身やノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)、ロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)に匹敵する優勝回数を挙げるのは難しいとの考えを示した。
テニス界の「ビッグ3」はグランドスラムで合計63勝を記録するなど、ここ15年間以上にわたり圧倒的な強さを見せつけている。そしてフェデラーが引退し、ナダルが36歳でジョコビッチが35歳になった今、誰が彼らの地位を奪うのかに注目が集まっている。
その筆頭に立つのは、昨年9月の全米オープン(US Open Tennis Championships 2022)でグランドスラム初制覇を果たし、1973年に制度化されたATPランキングで史上最年少で世界1位に上り詰めた19歳のアルカラスだ。
ナダルは次世代の選手について「すごく強い」とたたえた一方で、自身やジョコビッチ、フェデラーのようにテニス界を席巻できるかどうかは分からないと強調。「可能性はある。そうだろう? だが、同時に過去には例がないことだ。2世代続けてそんなことが起きるのは、簡単ではないだろう」とし、「単に論理的な見方をしているだけだ」と付け加えた。
「彼らはすごく強い。これから素晴らしいキャリアを積み重ねていくだろうし、グランドスラムや多くの大会で優勝していくのは確かだ」
「だが、この世代においてグランドスラムで20勝や21勝、あるいは22勝もできる選手が2人も現れるとはちょっと思えない」 (c)AFP