【1月17日 Xinhua News】中国汽車工業協会(CAAM)の陳士華(Chen Shihua)副秘書長は12日、同協会の月次情報発表会で、2022年の国内自動車生産台数が前年比3・4%増の2702万1千台、販売台数が2・1%増の2686万4千台で、いずれも小幅増になったと明らかにした。中国の自動車生産・販売台数は14年連続で世界トップとなった。

 陳氏は、自動車業界が22年に複数の要因による打撃を受けたが、一連の成長安定化・消費促進政策による効果的なけん引の下、全企業の共同努力も重なり、自動車市場が回復、好転したと指摘。乗用車は政策のけん引を受け、比較的速い成長を実現し、産業の安定的発展に貢献したと述べた。

 新エネルギー車(NEV)の22年の生産台数は96・9%増の705万8千台、販売台数は93・4%増の688万7千台で、市場シェアが25・6%になり、全面的な市場化開拓期に入った。12月は生産台数が79万5千台、販売台数が81万4千台で、いずれも前年同月比51・8%増となった。主要車種のうち、純電気自動車(BEV)、プラグインハイブリッドカー(PHEV)、燃料電池車(FCV)は、生産・販売とも高い伸びを示した。

 陳氏は、23年の動向について、半導体の供給不足などの問題が大きく緩和され、関連する付帯政策・措置の実施に伴い、国内の自動車市場が安定を保ちながら良い方向に向かうとの見通しを示した。(c)Xinhua News/AFPBB News