【1月13日 AFP】ボクシング、世界バンタム級4団体統一王者の井上尚弥(Naoya Inoue)が13日、1階級上のスーパーバンタム級への転向を表明し、再び4団体統一を目指すと述べた。

 井上は昨年12月にポール・バトラー(Paul Butler、英国)を下し、WBC、WBA、IBFのタイトルにWBOのベルトを加え、4団体統一王者となった。

 横浜市内で会見に臨んだ井上は、バンタム級の4王座返上を決断したと明かし、スーパーバンタム級挑戦を発表した。

 井上は「バンタム級ではやり残したことがなく、戦いたい相手もいない現状」のため、階級を上げることにしたと説明。「ここからは自分よりもでかい相手への挑戦になっていく。自分自身への挑戦もあるが、ここから先が本当の闘いになる。自分自身、非常にわくわくしている」と話した。

 複数階級での4団体統一は、実現すれば世界初となる。井上はスーパーバンタム級に上げても4団体統一を目標にしたいとし、「2階級4団体制覇は世界初の偉業になるので、そこを目指してやりたい」と意欲を語った。

 次戦については現在交渉中だという。(c)AFP/Andrew MCKIRDY