【1月13日 AFP】ラグビー日本代表のナンバー8、テビタ・タタフ(Tevita Tatafu)が来季から仏リーグ・トップ14のユニオン・ボルドー・ベグル(Union Bordeaux Begles)に移籍すると、現在の所属チームであるリーグワン1部の東京サントリーサンゴリアス(Tokyo Suntory Sungoliath)が12日に発表した。

 タタフはチームを通じ、「このチャンスをつかみ取り、サンゴリアスで学んだことを生かして成長した姿を見せられるようにベストを尽くしてきたいと思います。しかし、今はまだ先の事は考えず、今シーズン、サンゴリアスがリーグワンで優勝できるようにベストを尽くしたいと思います。引き続き熱い応援よろしくお願いします」と語った。

 現在リーグ3位につけるサンゴリアスの大久保尚哉(Naoya Okubo)ゼネラルマネジャー(GM)は、「彼がチームを離れることは、チームにとっては大きな痛手となりますが、このチャレンジが彼自身の成長につながると信じています」とし、「現在はリーグワンのシーズン真っただ中ですが、シーズンが終わると、いよいよラグビーワールドカップ2023フランス大会が行われます。ボルドーでも思い切ったチャレンジをして、大きく成長した姿を見せてくれることを期待しています」と述べた。

 米領サモア(American Samoa)出身のタタフは高校時代に日本へ移住してきた27歳で、最近では昨年11月のフランス戦に出場。今年のW杯フランス大会(Rugby World Cup 2023)でも代表メンバー入りが期待されている。

 ボルドー・ベグルによると、タタフは2年契約にサインし、10月28日閉幕のW杯終了後に合流するという。(c)AFP