【1月13日 Xinhua News】中国上海市で昨年12月から石油大手、中国石油化工(シノペック)が運営する市内570カ所のガソリンスタンドを対象に、有害産業廃棄物の「ワンストップ回収」が行われている。

 取り扱うのは燃料添加剤の空き容器や廃電池、使用済み蛍光灯などで、市内の産廃処理会社、上海城投環境集団の傘下企業が回収から運搬、分別、処理まで一連の作業を担う。定期的に収集に回り、各スタンドの有害廃棄物をまとめて分別、前処理をして最終処理施設まで運ぶ。

 上海市ではこれまで、各スタンドが独自に処理を申請する形を取っていた。手続きを一本化してまとめて処理することでスタンドのコスト軽減につながることが見込まれる。

 統計によると、開始から1カ月余りで収集した有害廃棄物は35・85トン、収集車の稼働回数は73回に上った。(c)Xinhua News/AFPBB News