【1月12日 AFP】米カリフォルニア州は相次ぐ嵐に見舞われ、大規模な洪水や土砂崩れなどが発生している。米国立気象局(NWS)は12日、低気圧は北に進む見通しだと発表した。

 主要紙ロサンゼルス・タイムズ(LA Times) のまとめでは、同州では一連の嵐で少なくとも18人が死亡した。

 国立気象局は11日、太平洋に面した北西部の州にも、14日朝にかけて影響が出る可能性があるとして注意報を出した。

 停電情報サイト「Poweroutage.us」によると、加州では12日朝の時点で3万5000を超す民家と事業所が停電していた。

 同州では年間降水量の大部分が短期間で降り、冬の嵐は珍しくない。

 嵐は、さらに1週間程度続くと見られているが、20年以上にわたり干ばつが続いている同州一帯にとっては恵みの雨でもある。

 ただし、今回もたらされた膨大な雨量も、枯渇した貯水池や帯水層を満たすのには十分ではない。(c)AFP/Glenn CHAPMAN