【1月12日 AFP】テニスのエキシビション大会、クーヨン・クラシック(Kooyong Classic 2023)は12日、3日目が行われ、男子シングルスのアンディ・マレー(Andy Murray、英国)は6-3、6-3で世界ランク24位のアレックス・デミノー(Alex De Minaur、オーストラリア)を下し、全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2023)開幕を前に好調をアピールした。

 マレーは前日、中国の張之臻(Zhang Zhizhen、ジャン・ジジェン)との一戦で逆転勝利を飾っており、実りある2日間を過ごした。

 3度の四大大会(グランドスラム)制覇を誇るマレーは、「きょうの試合と昨日の試合の一部は良いレベルだった」と振り返った。

 股関節の手術もあり、ここ5回の全豪では2度の出場にとどまっているマレーは、日に日に自信が増しているとし、「ここのコンディションは気に入っている。ボールもよく打てて動きもいい。そうなると自分のテニスは良くなる傾向がある。これからの2、3日はコンディション維持に専念して、願わくば(全豪で)勝ち上がりたい」とコメントした。

 組み合わせ抽選で世界14位のマッテオ・ベレッティーニ(Matteo Berrettini、イタリア)との対戦が決まったため、マレーは初戦から厳しい戦いが見込まれる。

 一方で世界ランク9位のテイラー・フリッツ(Taylor Fritz、米国)も、ストレート勝ちを収めて好調を維持している。

 男女混合の国別対抗戦「ユナイテッドカップ(2023 United Cup)」を制した米国代表のフリッツは、アレクセイ・ポピリン(Alexei Popyrin、オーストラリア)に7-6(7-4)、6-1で勝利した。

 昨年のウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2022)で8強入りを果たした中、フリッツは今年の大きな目標に目を向けている。

「世界トップ5に入りたいし、グランドスラムで大きな結果を残したい。グランドスラム決勝でタイトルを懸けてプレーするチャンスがあると考えている。今まで経験したことはないが、自分のレベルならそれが達成できると思う」

 フリッツは全豪1回戦で、ニコラス・バシラシビリ(Nikoloz Basilashvili、ジョージア)と対戦する。(c)AFP