【1月12日 AFP】イングランド・プレミアリーグのチェルシー(Chelsea)は11日、スペイン1部リーグのアトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)からジョアン・フェリックス(Joao Felix)をローン移籍で獲得したと発表した。

 ポルトガル代表で23歳のフェリックスは、現在負傷者が続出し、リーグ10位に低迷しているグラハム・ポッター(Graham Potter)監督率いるチームの攻撃陣を強化することになる。

 アーセナル(Arsenal)やマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)行きのうわさもあったフェリックスを歓迎したチェルシーは、「アーティストが到着した」とツイッター(Twitter)に投稿。フェリックスはクラブの発表文の中で、「チェルシーは世界でも素晴らしいチームの一つで、チームの目標達成に貢献できればと思っている。ここに来ることができてとてもうれしいし、スタンフォード・ブリッジ(Stamford Bridge)でのプレーを楽しみにしている」と述べた。

 フェリックスは2019年にポルトガル1部のベンフィカ(Benfica)から1億2600万ユーロ(約179億円)という歴代屈指の移籍金でアトレティコに加入し、131試合で34得点を挙げていた。

 一方でアトレティコはこの日、フェリックスとの契約を2027年6月まで延長したと発表している。

 ポッター監督は「彼は質の高い選手。ファイナルサードで違いを生み出せる」とフェリックスを大きく評価し、「若いが本当に良い経験を多く積んできている。彼はみんなの気分を高めてくれる良い選手だ」と述べている。(c)AFP