【1月12日 AFP】サッカースペイン・スーパーカップ(Spanish Super Cup 2023)は11日、サウジアラビア・リヤドで準決勝が行われ、連覇を狙うレアル・マドリード(Real Madrid)は1-1で迎えたPK戦を4-3で制してバレンシア(Valencia CF)を下し、決勝進出を果たした。

 新年から低調のレアルはこの日も本来の出来とはいかなかったが、その中で守護神ティボー・クルトワ(Thibaut Courtois)が躍動。延長戦でフラン・ペレス(Fran Perez)の決定機を阻むなどビッグセーブを連発すると、PK戦ではホセ・ルイス・ガヤ(Jose Luis Gaya)のキックを止め、チームを勝利に導いた。

 試合はレアルがカリム・ベンゼマ(Karim Benzema)のPKで先制したが、バレンシアは後半にサムエウ・リーノ(Samuel Lino)のゴールで追いついた。レアルは90分で勝利を決めるチャンスがあったが、試合は延長戦に突入。結局PK戦での決着となった。

 レアル・ベティス(Real Betis)対FCバルセロナ(FC Barcelona)のもう一つの準決勝は12日に行われ、その試合の勝者が15日の決勝でレアルと対戦する。

 スペイン・スーパーカップは、同国1部リーグと国王杯(Copa del Rey)のそれぞれ上位2チームの計4チームが競う現行方式で、2020年にサウジアラビアで初開催された。サウジ開催については同国の人権問題をめぐって批判もあるが、大会は少なくとも29年まで同国で行われることになっている。(c)AFP