【1月12日 AFP】男子テニスのノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)が11日、左太もも裏のけがのため、16日開幕の全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament 2023)へ向けて行ったダニール・メドベージェフ(Daniil Medvedev)との練習試合を打ち切ったと伝えられた。

 ジョコビッチは第1セットを落としたところで切り上げたとされている。大会会場でのセッションは75分を予定されていたが、豪ABCや豪テレビ局の9ニュース(9News)によると、30分強で打ち切りになったという。

 ジョコビッチは9ニュースに対し、「先週のアデレード(国際1<Adelaide International 1 2023>)で起きたハムストリングの問題だ」と明かし、「張りを感じ、悪化のリスクを取りたくなかった。1セットプレーし、彼に謝罪した。向こうも理解してくれた」と説明。「全豪オープンを前に大きく不安になることは避けたい」と話した。

 ジョコビッチは太もも裏の問題がありながらも前週のアデレード国際1を制し、9度の優勝を誇る全豪オープンで再び本命に挙げられている。

 今後は13日に、昨年のウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2022)決勝で対戦したニック・キリオス(Nick Kyrgios、オーストラリア)とロッド・レーバー・アリーナ(Rod Laver Arena)で練習試合が組まれている。(c)AFP