【1月28日 AFP】(更新)全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2023)は28日、女子シングルス決勝が行われ、大会第5シードのアリーナ・サバレンカ(Aryna Sabalenka)がウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2022)覇者で第22シードのエレナ・ルバキナ(Elena Rybakina、カザフスタン)を4-6、6-3、6-4の逆転で下し、四大大会(グランドスラム)初優勝を果たした。

 ハードヒッター同士の一戦は一進一退の高いクオリティーの試合となった。試合時間は2時間28分。24歳のサバレンカは優勝を決めると涙を流し、ルバキナと暖かいハグを交わした。

 第1セットはルバキナが34分であっさりと先取したが、第2セットは57分の末にサバレンカが奪い返し、試合は最終セットに突入。緊迫した展開の中、サバレンカは3-3の場面でブレークに成功すると、最後は4本目のチャンピオンシップポイントで接戦を制した。サバレンカは試合を通してウイナー51本、エース17本という驚異の数字を記録。互いに強烈なストロークと正確なサーブで圧巻のラリーを展開し、2週間の大会の終わりにふさわしい決勝となった。

 サバレンカは大会後、自己最高に並ぶ世界ランキング2位に浮上する。一方のルバキナも自身2度目のグランドスラム決勝進出を果たし、初のトップ10入りが確定。昨年のウィンブルドンではロシアとベラルーシの選手の出場が禁止されたことを受け、ランキングポイントを得られなかった。(c)AFP