重さ10トンのラムセス2世像を盗もうとし逮捕 エジプト
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【1月11日 AFP】エジプトの検察は10日、数千年前に造られた重さ10トンのラムセス2世(Ramses II)像をクレーンを使って盗もうとしたとして、3人を拘束したと明らかにした。
検察によれば、現場は首都カイロから南に675キロ離れたナイル川(Nile River)沿岸の都市アスワン(Aswan)。
警察は、3人が像や遺物を持ち上げたり発掘したりするため、手動の掘削機や重機、クレーンを持っていたとしている。
アスワンの遺跡管理当局は、3人が盗もうとしていた像はラムセス2世時代に造られたもので、重さは約10トンに上ると説明している。
ラムセス2世は、古代エジプトの第19王朝(紀元前1314~1200年)の最も有名なファラオの一人。
エジプトはここ10年で、国外に違法に持ち出された遺物約2万9000点回収している。(c)AFP