【1月10日 AFP】ロシアの民間軍事会社ワグネル(Wagner)は10日、東部ドネツク(Donetsk)州のソレダル(Soledar)の制圧を目指して「流血の激戦」を展開していると明らかにした。

 ワグネルの創設者エフゲニー・プリゴジン(Yevgeny Prigozhin)氏は「ソレダル西郊で激戦が展開されている。ウクライナ軍はソレダルの領土を堅固に防衛している」とソーシャルメディアに投稿した。

 ソレダルは、数か月にわたって激戦が続いているドネツク州バフムート(Bakhmut)から約15キロの場所にある。

 ドネツク州の親ロシア派「ドネツク人民共和国」の指導者デニス・プシーリン(Denis Pushilin)氏は10日、ロシア国営テレビに対し、ソレダルはロシア軍によって「解放間近」だと主張。

 一方、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー(Volodymyr Zelensky)大統領は9日夜、自国軍はソレダルに対する「(ロシア軍の)新たな、より強力な攻勢」に耐えていると述べていた。(c)AFP