【1月12日 People’s Daily】香港・マカオ・広東省(Guangdong)の9都市を結ぶ「粤港澳大湾区」の「青年就職計画」に関するシェア会が香港で行われた。

 同計画は香港特区政府が2021年に初めて打ち出したもので、香港および「大湾区」に含まれる大陸内地の都市の両方で業務を行っている企業が、香港の青年を内地の都市に招聘・派遣し、彼らに香港・内地の都市の新しい潮流を知ってもらい、大湾区で発展のチャンスを掴んでほしいという主旨だ。同計画を通じて招聘された者には毎月1万香港ドル(約17万円)と、最長18か月の手当を受けることができ、さらに1万8000香港ドル以上(約30万円)の生活費を取得することもできる。

 シェア会では、香港の青年たちが動画を通して内地の都市での就職機会について語った。中国銀行(香港)有限会社の大湾区研修生の何以敏(He Yimin)さんは内地で1年間生活をし、内地の銀行でデジタル化などを学び、内地の発展の速さを痛感した。また、内地と香港それぞれの強みを活かして互いに補い合うことや、大湾区が持つ大きな市場ポテンシャルについての見識を深めた。

 活動の場となる受け入れ企業30余りが「積極参加企業」として賞を受けた。受賞企業のひとつである中国銀行(香港)有限会社の陳文在(Chen Wenzai)執行副総裁が言うには、大湾区の発展のチャンスは無限であり、「大湾区青年就職計画」に参加した香港の青年は国際的な視野を身に着け、また内地での実践的な金融業務の経験を積んだ、貴重な人材であるという。

「青年は国の発展の未来であり、特区政府は引き続き香港の青年たちが大湾区に属する内地の都市で働くことをサポートしていきます」と、香港特区政府の粤港澳大湾区発展委員を務める袁民忠(Yuan Minzhong)氏は話す。「青年就職計画」以外にも、特区政府は「青年発展基金」のもとで「青年企業資金援助計画」などを打ちだし、230社のスタートアップ企業と800人以上の青年に資本提供を行う見込みで、また約4000人の青年にスタートアップ支援とインキュベーションサービスを行うそうである。

 香港特区政府の多方面にわたるサポートの他、大湾区に属する内地の都市も香港の青年に対して温かく対応している。香港の青年である梁彦婷(Liang Yanting)さんは、深セン(Shenzhen)を例に挙げ、香港の友人が次々と深センに来て起業していると語る。深センは開放的で効率的な気風のある町で、優遇政策が多く、起業する青年に対して好意的だという。香港の青年は補助金や企業登録、住居、オフィスなどすべての面でサポートを受けることができる。「香港の青年が各優遇政策を活用して、努力して成長し、さらに大湾区の発展に溶け込むことができるよう望んでいます」。(c)People’s Daily/AFPBB News