【1月12日 People’s Daily】新たに制定された10か条の改善措置(新10条)が発表された後、中国各地は、より科学的で精密に、段階的かつ効果的に感染予防管理を推進するため、具体的な実行措置を制定し、速やかに行動している。 

 安定した中での改革の実践、立ち止まることない小さな一歩一歩の継続、感染予防対策の改善の自主的な取り組み、これらは中国の感染拡大制御の重要な経験だ。この3年間の実践は、中国の感染予防対策がすべての国民の生命を守り、生産と生活の条件、投資と発展の環境を大きく作り出したことを十分に証明している。

 現在、オミクロン株の病原性の低下、ワクチン接種の普及、感染拡大制御の経験の蓄積に伴い、中国は感染予防管理において新たな情勢と課題に直面している。新10条は、ウイルスの特性や感染状況に基づき、最近の各地の感染拡大防止の実務経験を踏まえ、「新型コロナ感染対策方案」(第9版)および20か条の対策の一部をさらに改善したものだ。改善された感染予防措置は、感染予防管理の新情勢と新型コロナウイルスの変異株の新たな特徴によりよく適応し、感染予防管理の科学性と精密性をさらに高め、感染予防管理をより操作しやすくかつ的確にし、感染予防管理資源をより有効に利用し、感染予防管理と経済・社会発展の統一管理をよりよく行い、通常の生産、生活および医療・健康ニーズをさらに保障することができる。

 感染予防措置の改善は、受動的ではなく、能動的なものであり、新10条の発表は、感染予防管理の緩和や完全自由化、いわゆる「寝そべり主義」ではないことを認識する必要がある。中国は、人口規模が大きく、高齢者人口が多く、慢性疾患や基礎疾患を持つ患者が多く、医療資源が相対的に不足し、その分布も偏在している。今回の改善は、現在中国で主に流行しているウイルス変異株の特徴や感染特徴に対応するだけでなく、感染情勢の動態判定や、現在の感染予防措置の効果評価も考慮し、また、各地の感染予防管理における有益な経験や問題点を整理し総括したものだ。今回の改善は、まさに人民を中心とし、人民大衆の生命安全と健康を第一に考えた具体的な実践を貫徹することであり、感染予防政策を持続的に改善する措置だ。高齢者を中心とした国民全体の予防接種を強化し、医薬品や医療資源の準備を充実させることで、感染予防管理能力をさらに高め、今後の感染予防管理戦略や措置の改善を継続し、最終的に感染症に打ち勝つために条件の整備と保障を強化するものだ。(c)People’s Daily/AFPBB News