【1月10日 Xinhua News】中国江蘇省(Jiangsu)蘇州ハイテク産業開発区(高新区)の管理委員会は8日、三井物産と同社傘下で産業用不動産事業を手掛ける瓏井(上海)企業管理と、中日スマート製造華東産業化拠点プロジェクトに関する契約を締結したと発表した。総投資額は4億5千万ドル(1ドル=約132円)。同区の日系企業は700社を超えた。

 同開発区は20年以上にわたり三井物産と協力関係を築いてきた。1997年には同じ三井グループの三井住友銀行が江蘇省初の外資銀行として同開発区に進出し、2010年には三井物産が神戸製鋼所の自動車サスペンション用アルミ鍛造部品工場、神鋼汽車鋁材(蘇州)に出資している。

 中日スマート製造華東産業化拠点は、三井物産と瓏井(上海)企業管理が中国で投資、建設、管理に参加する実証プロジェクトで、完成後は三井グループをはじめとする日本企業を誘致し、主にハイエンド設備や自動車部品、大型消費財を製造・販売する。

 蘇州ハイテク産業開発区は蘇州市の対外開放協力の重要窓口であり、昨年は三菱ケミカルシェアードサービスセンターなど多くの大型産業プロジェクトや地域本部プロジェクトが進出した。(記者/劉巍巍)(c)Xinhua News/AFPBB News