【1月7日 AFP】男子テニス世界ランキング1位のカルロス・アルカラス(Carlos Alcaraz、スペイン)は6日、練習中に右脚を負傷したとして、16日開幕の四大大会(グランドスラム)今季初戦、全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament 2023)を欠場すると発表した。

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 19歳のアルカラスはツイッター(Twitter)で「トレーニング中に偶然、不自然な動きをしてけがをしてしまった。オーストラリアに向けて最高のレベルに仕上げようと懸命に努力していたが、残念ながら出場することはできない」と明かし、「つらいが、前向きな姿勢を保ち、回復して前進しなくてはならない。2024年の全豪オープンで会いましょう」とつづった。

 アルカラスの欠場により、連覇を狙うラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)が今大会の第1シードに繰り上がる。また、9度の全豪制覇を誇るノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)も上位4シードに入るため、両者は少なくとも準決勝までは激突しないことになる。

 昨季は9月の全米オープン(US Open Tennis Championships 2022)でグランドスラム初優勝を果たし、ATPランキングが導入された1973年以降では最年少の世界1位になったアルカラスは、同じく最年少記録で年間1位に輝いた。

 だが、シーズン終盤のパリ・マスターズ(Rolex Paris Masters 2022)準々決勝を腹筋の肉離れで途中棄権すると、最終戦のATPファイナルズ(ATP Finals 2022)と国別対抗戦デビスカップ(Davis Cup 2022)の準々決勝以降も欠場していた。

 全豪オープンには過去2回出場し、2021年は予選から2回戦に進出。昨年は3回戦でマッテオ・ベレッティーニ(Matteo Berrettini、イタリア)にフルセット負けした。(c)AFP