【1月7日 AFP】ロシアが一方的に設定した停戦期間に入った6日、ウクライナ東部各地で砲撃戦があった。

 ロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領は5日、東方正教会のクリスマスに合わせ、日本時間6日午後6時から36時間の停戦を命令。実現すれば、昨年2月にロシアが開始したウクライナ侵攻で初の本格的停戦となるはずだった。

 だが東部の前線都市バフムート(Bakhmut)に駐在するAFP記者は、停戦開始時刻が過ぎた後、双方向からの砲撃音を聞いた。ウクライナ大統領府によると、ロシア軍は東部クラマトルスク(Kramatorsk)も攻撃。さらに南部ヘルソン(Kherson)でも消防署がロシア軍の攻撃を受け、複数の死傷者が出た。

 ウクライナのキリロ・ティモシェンコ(Kyrylo Tymoshenko)大統領府副長官は「彼ら(ロシア)は停戦と言っているが、これがわれわれが戦争をしている相手だ」と批判。一方でロシア国防省は、同国側は停戦を順守しており、砲撃を続けているのはウクライナ軍だと主張した。(c)AFP