【1月6日 CGTN Japanese】中国西部の四川省(Sichuan)にある中国ジャイアントパンダ保護研究センターは2022年、世界初のパンダ用DNA検査キットを開発しました。これはパンダの個体識別と親子鑑定技術の標準化に役立つと期待されています。

 このキットは、法医学の検査に使われる高度なマイクロ検査方法を初めてパンダの検査に適用したもので、異なる機関と人員によるパンダの個体識別や親子鑑定のプロセスでのシステムの誤差を大幅に低減することができます。

 また、個体識別と性別鑑定を1つのキットに一体化することで、1回の実験で同時に2つの結果を得ることが可能となり、実験に要する時間も従来の5分の1に大幅に短縮されました。

 中国ジャイアントパンダ保護研究センターの責任者によりますと、このキットの研究開発により、システムの誤差や個人の操作による誤差を最大限に減らし、精度と効率をより向上することができます。これは、パンダの個体識別にとって重要な意義を持つということです。(c)CGTN Japanese/AFPBB News