【1月5日 AFP】英国のヘンリー王子(Prince Harry、38)が今月発売予定の自伝で、2019年に兄のウィリアム皇太子(Prince William、40)と口論になり「襲われた」と主張していると、英紙ガーディアン(Guardian)が4日、報じた。

 ガーディアンによると、ヘンリー王子は自伝「スペア(Spare、原題)」で、ロンドンの自宅の台所で兄と口論になった時に起こった出来事だと書いている。

 それによると、ウィリアム皇太子はヘンリー王子の妻メーガン妃(Meghan, Duchess of Sussex、41)のことを、「気難しく」「礼儀知らず」で「不愉快な」人間だと言い放ち、ヘンリー王子を床に押し倒した。その間も口論は続いたという。

「(兄は)私の襟元をつかみ、ネックレスを引きちぎり、床に押し倒した。私は犬の餌皿の上に倒れ、皿は背中の下で割れた。この破片で傷を負った」との記述も抜粋されている。

 ガーディアンの引用によると、ヘンリー王子は兄に帰るよう促した。「後悔」しているように見え、「謝罪した」という。

 ウィリアム皇太子は振り返り、「このことはメグ(メーガン妃)に言う必要はない」と言ったと書かれている。

「襲ってきたことを?」と聞き返すと、「襲ってない、ハロルド(ヘンリー王子の愛称)」と返事をしたという。(c)AFP