【1月5日 Xinhua News】中国湖北省(Hubei)恩施トゥチャ族ミャオ族自治州恩施市(Enshi)の電力供給部門は2018年、50万元(1元=約19円)余りを投資し、100メートル余りの断崖に電線を引き、変電設備を設置した。崖の洞窟の奥にある水源から水を汲み上げる電力を確保するためで、付近にある田鳳坪村の167世帯766人の飲み水問題を解決した。

 2022年は、長続きした干ばつにより同省西部の山岳地帯も水が不足し、飲み水の確保が大きな問題となったが、崖の水源からの安定した給水により飲み水が保証され、村民たちは滅多にない干ばつの中でも水の心配をする必要がなかった。

 同市の電力供給部門は春節(旧正月、今年は1月22日)が近づく中、村民たちが長期にわたり安心して水を飲めるよう、ドローンを使って設備を点検し、安全な電力供給と安定したポンプの稼働を保障している。(c)Xinhua News/AFPBB News