【1月4日 AFP】ミャンマー軍政は3日、宗教的憎悪をあおり「仏教徒の(ウサマ・)ビンラディン(Osama bin Laden)」とも称される高僧ウィラトゥ(Wirathu)師に、称号を授与したと明らかにした。

 国軍の情報部門によると、ウィラトゥ師に授与したのは「ミャンマー連邦のために優れた功績を残した」人物に贈られる「ティリピャンチ(Thiri Pyanchi)」。

 4日の英国からの独立75年を前に行われた授与式典には、ミンアウンフライン(Min Aung Hlaing)国軍総司令官が出席した。式典ではウィラトゥ師のほか、数百人が称号や賞を授与された。

 ウィラトゥ師は、特にイスラム系少数民族ロヒンギャ(Rohingya)に対する反イスラム的な国粋主義で知られている。(c)AFP