高品質で安全かつ効率的な生態茶園を建設する 中国
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【1月7日 People’s Daily】江西省(Jiangxi)と福建省(Fujian)の境にある武夷山(Mt. Wuyi)は、お茶の産地として有名で、地元の人たちはお茶を栽培し、製茶している。2021年10月、武夷山国家公園が正式に設立され、茶山の建設と管理は同公園の生態保護における重要な内容の一つとなった。生態系を保護しながら、現地では生態茶園を科学的に建設し、林下経済を発展させ、生態保護理念はますます人心に深く入り込んでいる。
福建農林大学(Fujian Agriculture and Forestry University)根系生物学研究センターの廖紅(Liao Hong)主任は、茶産業の発展に伴い、人々は収穫量の向上を追求するようになった。「従来の栽培モデルでは、茶葉の増産は主に栽培面積の拡大と化学肥料の使用に頼っていた。その結果、茶山の過度の開墾や化学肥料・農薬の過剰使用が引き起こされ、生態環境の破壊や茶葉の品質低下を招いた」と述べた。
2016年、武夷山国家公園体制が試験的にスタートした。「生態保護と開発の対立は、時間の経過とともに顕著になった」。武夷山国家公園管理局生態保護部の廖伝平(Liao Chuanping)部長によると、5万ムー(約33.35平方キロメートル)近い茶山が国家公園の保護区に指定されたが、茶葉は地元の人にとって最も重要な収入源であり、生態系を保護しながら収穫量を増やし、効率を上げることも重要だ。これを解決するため、廖紅主任は高品質で安全かつ効率的な生態茶園を建設するための一連の実験を行った。
「冬にチンゲンサイ、夏に大豆を栽培し、茶樹用に特別に開発した有機肥料を与えることで、その年の茶の収穫量と品質が大幅に向上した」。廖紅主任は、茶山は健康に見えるだけでなく、作ったお茶はより新鮮で甘く、煮出しに強いのだと紹介した。
2018年、地元政府の支援のもと、廖紅主任は武夷山国家公園内に生態茶園モデルを導入し、大規模な普及を行い、茶農家に歓迎され、生態保護と生産・品質向上の面でウィンウィンを達成した。
廖紅主任の生態茶園モデルに沿って、2018年3月から武夷山国家公園管理局は、独自の強みを生かし、毎年数十万元から数百万元を投じ、国家公園内の茶園に郷土の貴重な苗木を植え、茶園の生態改造のための茶林モデル、茶草モデルを推進した。廖傳平部長は、この一年で、国家公園内にさらに300ムー(約20万平方メートル)の茶園に桜を植えたと紹介した。現在、国家公園内では、生態茶園の建設が全面的に行われている。
生態茶園の建設は、関連産業の発展もけん引した。「茶園に植えられた桜は、生態状況を改善しただけでなく、茶園の景観を豊かにし、茶旅の融合を可能にした」。茶農家の方舟(Fang Zhou)さんは、茶園を公園に変える願いが、少しずつ実現しつつあると語った。(c)People’s Daily/AFPBB News