【1月4日 AFP】サッカーポルトガル代表のクリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)が3日、新天地となるサウジアラビア1部リーグのアル・ナスル(Al Nassr)の入団セレモニーに臨み、ファンから盛大な歓迎を受けた。

 クラブの本拠地ムルスール・パーク(Mrsool Park)で花火と大歓声に迎えられた37歳のロナウドは、自身を「唯一無二の選手」と呼び、キャリアはまだ終わっていないと強調。欧州でできることはすべて終え、新しい挑戦に飢えていると話した。

 バロンドール(Ballon d'Or)を5回受賞し、欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League)を5度制覇したロナウドは、昨年11月にイングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)をけんか別れのような形で退団し、同12月31日にアル・ナスルと2025年6月までの契約を結んだ。

 ロナウドは、「キャリアの終わりにサウジアラビアへ来たわけではない。これこそが変わりたかった理由だし、正直に言って、まわりの言うことはまったく気にならない」と話すと、「欧州での僕の仕事は終わった。欧州からも、ブラジルやオーストラリア、米国、さらにはポルトガルからも多くのオファーをもらった」と明かし、「多くのクラブが僕を獲得しようとしたが、このクラブと約束をした」と続けた。

 収容人数2万5000人のスタジアムを埋めたファンが沸く中で、ロナウドはアル・ナスルの黄色と青のユニホームを着て登場し、花火が上がる中、照明を浴びながらファンにあいさつをした。

 ロナウドはこの前に、「自分は唯一無二の選手で、ここへ来られてうれしい。あちら(欧州)ではあらゆる記録を破ったから、ここでもいくつか記録を更新したい」と意気込み、「ここへ来たのは勝利し、プレーし、楽しみ、この国の成功や文化の一員になるためだ」と語っている。(c)AFP/Talek HARRIS and Haitham EL-TABEI