【1月5日 Xinhua News】中国内モンゴル自治区包頭市石拐区の明陽新エネルギースマート製造産業パークでこのほど、内モンゴル(包頭)風力発電設備産業クラスターで生産された製品の集中ラインオフ式が行われた。同自治区の1千億元(1元=約19円)規模風力発電産業クラスターは、新たな発展に向けた征途に就いた。

 同産業パークは、風力発電機大手の明陽集団が投資、建設した。着工は2022年3月で、完成後は部品の85%を現地調達し、条件の整った新エネルギー設備産業チェーン体系を形成する。

 今回ラインオフしたコア装置「明陽MySE7・15-216陸上超大型風力発電機」は、明陽集団が砂漠やゴビ、荒漠地の大型風力発電基地向けに開発した製品ラインアップの主力機種の一つで、単機容量は7・15メガワット、風力タービンの羽根車(インペラ)の直径は216メートル。

 同社は集中ラインオフに合わせ、「砂漠・ゴビ・荒漠地」大規模風力発電基地シリーズの新製品「陸上MySE8・5-216風力発電ユニット」も発表した。単機容量は8・5メガワット、羽根車の直径は216メートルで、いずれも世界最大となる。発表会場では、北京鑑衡認証センターから型式認証書も交付された。

 同発電ユニットの受風面積は3万6645平方メートルで、サッカー場5面分に相当する。フル稼働時の発電量は1日20万キロワット時で、千世帯の1カ月分の電力需要を満たすことができる。(c)Xinhua News/AFPBB News