【12月30日 AFP】サッカー元ブラジル代表でW杯(World Cup)を3度制したレジェンド、ペレ(Pele)氏が29日に82歳で死去したことを受け、ブラジル中に悲しみが広がっている。

 ブラジル政府は国を挙げて3日間喪に服すと宣言した。リオデジャネイロ(Rio de Janeiro)のコルコバードのキリスト像(Christ the Redeemer)は国旗に使われている黄色と緑に、マラカナン・スタジアム(Maracana Stadium)は「史上最高のサッカー選手」に敬意を表し金色にライトアップされた。

 ペレ氏の死去が明らかになると、入院していたサンパウロ(San Paulo)の病院には大勢のファンが集まった。12歳の息子と来たアントニオ・ペレイラさんは「史上最高のサッカー選手で、憧れの的だった」と語った。

 ペレ氏が在籍したサントスFC(Santos FC)のスタジアム前には、ファンが次々と訪れ花を手向けた。サントス市も7日間の服喪を宣言している。(c)AFP/Ramon SAHMKOW