タリバンの女子大学教育禁止令 兄と妹の明暗分ける
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■歴史は繰り返す
女子学生がイスラム教の教義とアフガニスタン文化を侮辱する振る舞いをしていたと主張するナディーム高等教育相は、国営テレビのインタビューで「結婚式にでも行くような服装をしていた。通学時も、ヒジャブ(頭髪を覆うスカーフ)着用の指示に従っていなかった」と述べた。
しかし、ハミドさんは女子教育禁止の正当化を強く否定した。
「タリバン政権下で大学が再開された時、男子と女子で別々の登校日が指定された。女子学生はマスクとヒジャブを着用しなければ、キャンパス内に入ることを許されなかった。それなのに、どうしてヒジャブを着用していなかったからだなどと言えるのか」
タリバン復権後、大学は教室内や出入り口を男女別にするなどの新しい規則を課せられ、女子学生を教えられるのは女性か高齢男性に限定された。
「歴史が繰り返されていると感じる」と、マルワさんの母親ザイナブさん(40)は言う。自身も20年前、1996~2001年の第1次タリバン政権下で学業を諦めた経験を持つ。
生まれたばかりの赤ちゃんを抱きながら、ザイナブさんは「息子が夢を追い続けられるのはうれしい。ただ、娘が同様にできないことには心を痛めている。夢をかなえられないままなら、娘には私のようなみじめな未来が待っているのだから」と語った。(c)AFP/Estelle Emonet and Abdullah Hasrat