生理痛で欠場よぎった イングランド主将、EURO中の不安語る
発信地:ロンドン/英国
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【12月29日 AFP】今年のサッカー女子欧州選手権(UEFA Women's Euro 2022)を制したイングランド代表のキャプテンを務めるDFリア・ウィリアムソン(Leah Williamson)が、激しい生理痛のため、チームを優勝に導くという望みを諦めることになるかもしれないと懸念していたと明かした。
イングランドのアーセナル(Arsenal)に所属するウィリアムソンは子宮内膜症を患っており、生理時にはトイレの床に倒れ込んでしまうほどの痛みを伴うという。
子宮内膜症は、子宮内膜に似た組織が卵管や卵巣といった体の他の部分で増える慢性疾患。生理痛や骨盤痛、過度の出血などが症状に挙げられ、不妊につながることもある。
女性のためのメディア「ウィメンズヘルス(Women's Health)」で今週公開されたインタビューの中で、ウィリアムソンは「ユーロ(欧州選手権)の前に脳振とうに見舞われ、次の生理に大きな影響があるかもしれないと言われたが、本当にひどいものだった。トイレの床で文字通り『動けない』状態。もう始まってしまっていて、薬を飲むには手遅れだった」と明かした。
特に欧州選手権のノルウェー戦の前は生理痛がストレスになり、「『こんなことがあってはいけない』という思いだった。プレーできないと思った」というウィリアムソン。「もし男性に生理があれば、痛みを一切伴わずに生理を止める方法が間違いなく見つかっていただろう」とも語った。(c)AFP