【12月29日 AFP】ロシアのセルゲイ・ラブロフ(Sergei Lavrov)外相は28日、ロシア人の「忍耐力」によって、ウクライナ侵攻の4州完全掌握という最終目標を達成できると確信していると述べた。

 ラブロフ氏は国営テレビで放映されたインタビューで、「忍耐力と決断力によって、国民と国にとって不可欠な崇高な目標を達成できると確信している」と述べた。

 さらに、停戦交渉の再開は、ウクライナ側が南部のザポリージャ(Zaporizhzhia)、ヘルソン(Kherson)両州、東部のドネツク(Donetsk)、ルガンスク(Lugansk)両州のロシアへの併合を認めるのが大前提だと改めて強調し、「4州は、長年にわたり直面してきたナチ化の脅威から解放されるべきだ」と述べた。

 ラブロフ氏は、ロシア側は紛争の早期終結を望んでいるが、「焦ってはいない」 として4州の完全掌握という最終目標を達成するためならば持久戦も辞さない構えを示した。「ロシア人は忍耐強い。同志、国民、そして何百年も前からロシアだった領土を守る」と述べた。(c)AFP