シリア、トルコ・ロシアと国防相会談 内戦開始後で初
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【12月29日 AFP】ロシアとトルコ、シリアの3か国は28日、2011年のシリア内戦開始後初となる国防相会談をロシアの首都モスクワで開いた。ロシア国防省が発表した。
トルコとシリアによる国防相会談も、内戦開始後で初めてとなった。ロシアとトルコはいずれもシリア内戦に関与しており、ロシアは政権側を、トルコは反体制派を支援している。トルコのレジェプ・タイップ・エルドアン(Recep Tayyip Erdogan)大統領は最近、シリア北部のクルド人組織に対する軍事作戦を実施する構えを示していた。
ロシア国防省によると、同国のセルゲイ・ショイグ(Sergei Shoigu)、トルコのフルシ・アカル(Hulusi Akar)、シリアのアリ・マフムード・アバス(Ali Mahmoud Abbas)の3国防相は会談で、「シリア危機と難民問題の解決策、シリアの過激派組織に対抗する共同努力」を協議。「建設的」な議論が行えたとの見解で一致した。トルコ国防省も声明で、会談は「建設的な雰囲気」で行われたと説明した。(c)AFP