【12月29日 Xinhua News】中国国家統計局のまとめによると、新疆ウイグル自治区(Xinjiang Uighur Autonomous Region)の今年の綿花生産量は539万1千トンと前年比26万2千トン(5・1%)増え、28年連続で全国一となった。全国に占める割合は0・7ポイント上昇して90・2%となり、過去最高を更新した。

 同局の新疆調査総隊によると、衛星リモートセンシングデータを活用して作付面積を3745万4千ムー(約250万ヘクタール)と確定。面積は前年比で13万9千ムー(約9300ヘクタール)減少し、全国に占める割合は83・2%となった。一方、サンプル調査の結果、1ムー(約667平方メートル)当たりの収穫量は143・9キロと7・5キロ増加し、全国平均を11・1キロ上回った。

 同自治区農業農村庁によると、ここ数年、綿花生産の大規模化と集約化が進み、綿花の単位面積当たり収穫量は増加の一途をたどっている。

 新疆は中国最大で世界でも重要な綿花の産地。生産量は世界の約2割を占め、農家の半数が綿花生産に従事している。単位面積当たり収穫量、作付面積、取引量でも28年連続で全国一となっている。(c)Xinhua News/AFPBB News