【12月28日 CGTN Japanese】中国国務院の新型コロナウイルス感染症対策共同予防・抑制メカニズムは26日、「新型コロナウイルス感染症に対する『乙類乙管理(B区分B制御)』の実施に関する全体案」を発表しました。同案では、世界のコロナ感染症の情勢と各方面のサービス保障能力に基づき、中国国民の海外旅行を秩序立てて再開することが求められています。また、入国後のPCR検査と集中隔離を廃止します。このニュースが発表されると、各旅行プラットフォーム上の海外旅行の検索数は瞬く間に増加しました。 

 オンライン旅行会社「去哪児」(チューナー)のデータによると、発表後15分以内に国際航空券の瞬時検索数は8倍に増加し、タイ、日本、韓国が人気の旅行先となりました。

 オンライン旅行会社「Ctrip / 携程旅行」(シートリップ)のデータによると、この発表から30分以内に、人気海外渡航先検索件数は前年同期比11倍に増加し、海外(中国の香港・マカオ・台湾を含む)の航空券、ホテルの検索はいずれもこの3年間でピークに達しました。

 旅行予約サイト「同程旅行」のデータによると、発表後、国際航空券の瞬時検索数は850%増加し、ビザの検索件数は瞬く間に11倍に増加しました。北京、上海、広州の3地域のネットユーザーが海外旅行の主要検索ユーザーとなっています。

 コロナ発生前に人気だった旅行先は、2023年の春節期間の検索数が顕著に増え始めました。中国マカオ、中国香港、日本、タイ、韓国、米国、シンガポール、マレーシア、オーストラリア、英国が検索件数の増加が最も著しいトップ10の目的地となりました。(c)CGTN Japanese/AFPBB News