【12月28日 Xinhua News】中国南方地域の水を北方地域に送る「南水北調」プロジェクトの中央ルート第1期プロジェクトは27日、北京への送水開始から8年を迎えた。北京市水務局によると、8年間で84億800万立方メートルの「南水」が首都を潤し、直接的な受益人口は1500万人を超えた。

 同プロジェクトは2014年末に全線が通水し、大量の「南水」が丹江口ダム(湖北省十堰市)から北京に送られた。「南水」はこの8年間で、北京都市部の水需要を保障する主要水源となり、同市の水不足を効果的に緩和した。

 プロジェクトが8年間で北部地域に送った水は586億立方メートル。直接的な受益人口は1億5千万人を超え、沿線にある42の大・中都市の経済発展構造改善を後押しした。(c)Xinhua News/AFPBB News