【12月27日 AFP】22-23イングランド・プレミアリーグは26日、第17節の試合が行われ、アーセナル(Arsenal)はウェストハム(West Ham)を3-1で下し、ニューカッスル・ユナイテッド(Newcastle United)もレスター・シティ(Leicester City)に3-0で快勝した。これによりアーセナルは、暫定2位に浮上したニューカッスルとの勝ち点7差を維持している。

 W杯カタール大会(2022 World Cup)による中断明けとなったこの日、リバプール(Liverpool FC)もアストン・ビラ(Aston Villa)を3-1で下したが、トッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)はハリー・ケイン(Harry Kane)にゴールが生まれたもののブレントフォード(Brentford FC)と2-2で引き分けた。

 2003-04シーズン以来の優勝を目指すアーセナルの勢いは、6週間にわたる中断期間に妨げられる可能性があったが、サイード・ベンラーマ(Mohamed Said Benrahma)にPKを決められ0-1で後半に折り返しながらも、またしても意志の強さを証明した。

 ブカヨ・サカ(Bukayo Saka)とガブリエウ・マルティネッリ(Gabriel Martinelli)が5分間で立て続けにネットを揺らし、歓喜のエミレーツ・スタジアム(Emirates Stadium)で試合をひっくり返したアーセナルは、ガブリエウ・ジェズス(Gabriel Jesus)が負傷で欠場する中、エディ・エンケティア(Eddie Nketiah)が追加点を挙げ、勝利を決定づけた。

 一方、敵地での一戦に臨んだニューカッスルもキックオフからの7分間で2ゴールを奪い、欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2023-24)復帰に向けた勢いは、同じく中断による影響を受けなかった。

 クリス・ウッド(Chris Wood)のPKで先制したニューカッスルは、ミゲル・アルミロン(Miguel Almiron)がブルーノ・ギマランエス(Bruno Guimaraes)とのワンツーから得点し、リードを広げた。32分にはCKからジョエリントン(Joelinton Cassio Apolinario de Lira)がヘディングを突き刺し、リーグ6連勝を飾った。

 11月中旬以来となったリーグ戦再開を飾る初戦で、トッテナムはビタリー・ヤネルト(Vitaly Janelt)とアイバン・トニー(Ivan Toney)にゴールを許し、手痛い黒星を喫する危機にひんした。

 しかし、ケインのヘディングで65分に1点を返したトッテナムは、ピエール・エミール・ホイビュルク(Pierre-Emile Hojbjerg)がカーブのかかったシュートを決めて71分に追いつき、ブレントフォード相手に1948年以来となる黒星を免れた。

 モハメド・サラー(Mohamed Salah)のゴールで先制したリバプールは、同選手のお膳立てからビルヒル・ファン・ダイク(Virgil Van Dijk)が追加点を挙げ、前半のうちに余裕を手にした。

 後半、オリー・ワトキンス(Ollie Watkins)の打点の高いヘディングで1点を返されたリバプールだったが、ステファン・バジェティッチ(Stefan Bajcetic)にトップチーム初ゴールが生まれ、リーグ戦3連勝となった。

 ビラのウナイ・エメリ(Unai Emery)監督にリーグ戦初黒星をつけたリバプールは、消化試合数が一つ少ない中でトッテナムに5ポイント差と迫っている。(c)AFP