【12月27日 AFP】中国の国家衛生健康委員会(NHC)は26日、新型コロナウイルスの水際対策として約3年間にわたり入国者に義務付けてきた隔離措置を、来年1月8日に撤廃すると発表した。

 渡航者は到着48時間前にPCR検査を受けるだけで入国できるようになり、国際便の運航本数に対する制限も撤廃される。さらに、これまで感染症の危険度で最上級の「甲類」としていた新型コロナウイルスの分類を、上から2番目の「乙類」に引き下げることも決めた。

 中国は2020年3月、入国者に対し少なくとも2週間の隔離を義務付ける措置を導入。隔離期間はその後、3週間に延長された。同措置は、国際観光とビジネス目的での渡航の大きな妨げとなり、コロナ流行で打撃を受けていた中国経済をさらに悪化させていた。(c)AFP