【12月26日 AFP】韓国軍は26日、北朝鮮の複数のドローン(無人機)が韓国領空を侵犯したため、軍用機を発進させ警告射撃を行ったと発表した。北のドローンが韓国領空内を飛行したのは、ここ5年間で初めて。

 韓国軍統合参謀本部は、「北朝鮮のUAV(無人航空機)1機が最初に確認されたのは午前10時25分、金浦(Gimpo)の領空周辺だった」と発表。さらに、京畿道(Gyeonggi province)の国境地帯付近で「北朝鮮の複数のUAVが領空を侵犯した」という。

 これを受けて、複数の戦闘機と攻撃用ヘリを出動させ、警告射撃を行ったとしている。

 聯合(Yonhap)ニュースは、韓国国土交通省職員の話として、首都ソウル近郊の金浦国際空港(Gimpo International Airport)と仁川国際空港(Incheon International Airport)で、軍の要請を受け航空機の発着が約1時間にわたり見合わせられたと伝えた。(c)AFP