【12月27日 CGTN Japanese】感染症の予防・抑制政策の最適化や調整が進むにつれ、中国南部の海南省では観光が先陣を切って回復する兆しを見せています。

 あるオンライン旅行会社のデータによると、12月7日から12月18日にかけては海南省三亜市への中国国内の航空券予約数が前年同期比で1割近く増加し、前月同期(11月7日から18日)比では8割以上増加しました。

 北京市民は三亜市観光にとりわけ熱心で、前出の会社の場合、直近の1週間(2022年12月12日から12月18日)には北京-三亜間の航空券の予約数は前年同期比46%増で、平均価格は同14%の上昇でした。また、この1週間に北京市民による三亜市内のホテル予約数は前年同期比30%増でした。正月の連休期間中における中国国内の航空路線で最も人気があるのは北京-三亜線です。

 ドライブ旅行については、あるレンタカープラットフォームのデータによれば、海南省における12月7日から12月18日までのレンタカー予約数は前月同期(11月7日から18日)比で88%増加し、前年同期比では2割以上増加しました。

 三亜のある5つ星ホテルの従業員によると、現在はホテルの客室稼働率が80%に達しました。宿泊客は主に北京、上海、広州などの大都市から来ています。また春節(旧正月、2023年は1月22日)連休期間中の予約数も比較的多いと予想されるとのことです。三亜亜龍湾近くのチェーンホテルの従業員が24日午前に語ったところによれば、午前中にスタンダードルームはすでに満室で、高級タイプの客室だけが残っている状態です。同ホテルには100室以上の客室がありますが、ここ数日は繰り返し満室になっているとのことです。三亜市崖州区の海岸沿いにある民宿の経営者によれば、最近の客室稼働率は常に50%前後で、春節期間の予約に関する問い合わせがとりわけ増えています。同民宿には客室が8室ありますが、春節期間中は全て予約済みになりました。宿泊客は主に中国北部や南西部の四川省、重慶市から来るとのことです。(c)CGTN Japanese/AFPBB News