【12月26日 AFP】ラグビーニュージーランド代表のリッチー・モウンガ(Richie Mo'unga)が、ジャパンラグビーリーグワン1部の東芝ブレイブルーパス東京(Toshiba Brave Lupus Tokyo)と3年契約を結び、W杯フランス大会(Rugby World Cup 2023)後に加入することが26日に発表された。また、同代表のシャノン・フリゼル(Shannon Frizell)も加入が決まった。

 モウンガとフリゼルは、2024年の早い時期にチームに合流する。二人はどちらも28歳で、今年はオールブラックス(All Blacks、ニュージーランド代表の愛称)のテストマッチに多く出場していたが、日本挑戦で代表やスーパーラグビー(Super Rugby)での今後は不透明になり、チームには大きな穴があくことになった。

 特にモウンガは、ファンから非常に惜しまれるとみられる。高い技術を持つ万能選手で、正確なキックが武器のモウンガは、ボーデン・バレット(Beauden Barrett)から代表先発SOの座を奪い、2018年の代表デビューから44試合に出場して370得点をマークしている。

 所属するクルセイダーズ(Crusaders)のスコット・ロバートソン(Scott Robertson)ヘッドコーチ(HC)も、2017年から優勝を重ねたチームの主力を担ったモウンガを「スーパーラグビーで最も影響力のある選手の一人」と評している。

 フリゼルはトンガ生まれのFLで、2018年の代表デビュー以来、25試合に出場している。スーパーラグビーでは同年からオタゴ・ハイランダーズ(Otago Highlanders)でプレーしている。(c)AFP