病状悪化のペレ氏、家族と病院でクリスマスを過ごす
このニュースをシェア
【12月26日 AFP】サッカー元ブラジル代表のレジェンドであるペレ(Pele)氏(82)のがんや、腎臓と心臓の問題が悪化する中、家族が入院先であるサンパウロ(Sao Paulo)市内の病院に集まり、25日のクリスマスを一緒に過ごしたと、ペレ氏の娘がSNSで明かした。
史上最高の選手と目されているペレ氏のファンたちは、11月下旬に再入院してから同氏の回復を願ってきた。
娘のケリー(Kely Nascimento)さんはクリスマス当日の午前0時過ぎ、ペレ氏のパートナーであるマルシア・アオキ(Marcia Cibele Aoki)さんや他の家族が、入院先のアルベルト・アインシュタイン病院(Albert Einstein Hospital)に集合している様子をSNSにアップした。この写真にペレ氏の姿は確認できなかった。
ケリーさんはこの投稿の中で「家族ほぼ全員。メリークリスマス。感謝、愛、団結、家族。クリスマスの本質。皆さんが送ってくれる全ての愛や光に感謝する」と記した。
ケリーさんの他の投稿によれば、その後ペレ氏の息子ジョシュア・アランテス(Joshua Arantes)さんも病院に駆けつけたという。
21日には病院が、結腸がんの腫瘍に「進行」があったことに加え、「腎臓と心臓の機能障害に関連し、さらなるケアが必要」であると発表している。同じ日には娘たちが、ペレ氏はクリスマスに帰宅しないことを明らかにしていた。
クリスマスイブには、カンピオナート・ブラジレイロ(ブラジル全国選手権)2部のクラブで、パラナ(Parana)州に本拠地のあるロンドリーナEC(Londrina Esporte Clube)の監督に就任したばかりだったペレ氏の息子エジーニョ(Edson "Edinho" Cholbi do Nascimento)氏も、姉妹のフラビア(Flavia Arantes Nascimento)さんとケリーさんが見守る病室に到着していた。(c)AFP