【12月25日 AFP】22NFLは24日、第16週の試合が行われ、ダラス・カウボーイズ(Dallas Cowboys)がリーグ最高勝率のフィラデルフィア・イーグルス(Philadelphia Eagles)に40-34で勝利した。

 ここ26年で最多となる8試合が氷点下の寒さで行われる中、カウボーイズはQBダック・プレスコット(Dak Prescott)がパスで347ヤードを獲得し、3タッチダウンパスを投げた。終盤まで競り合った展開が続いたが、4回のターンオーバーを奪った守備陣がそこから支配力を発揮し、イーグルスを沈めた。

 勝利したカウボーイズは、11勝4敗としてNFC東地区優勝の望みをつないだ。敗れたイーグルスは13勝2敗となり、プレーオフ1回戦のシード権が得られるNFCのトップシード争いで首位を守ってはいるが、勝利したミネソタ・バイキングス(Minnesota Vikings)との差は詰まっている。

 ニューヨーク・ジャイアンツ(New York Giants)と対戦したバイキングスは、ラストプレーで得点して27-24の勝利を収め、敗れたジャイアンツはポストシーズン進出確定のチャンスを逃した。

 シンシナティ・ベンガルズ(Cincinnati Bengals)は、敵地でニューイングランド・ペイトリオッツ(New England Patriots)に22-18で勝利。QBジョー・バロウ(Joe Burrow)がパスで375ヤードを獲得して3タッチダウンパスを記録し、11勝4敗としてAFC北地区の優勝争いでボルティモア・レイヴンズ(Baltimore Ravens)との1ゲーム差を維持した。

 またこの結果、アトランタ・ファルコンズ(Atlanta Falcons)を17-9で下し、10勝5敗としたレイヴンズがプレーオフ進出を決めた。

 バッファロー・ビルズ(Buffalo Bills)は35-13でシカゴ・ベアーズ(Chicago Bears)に勝利し、3年連続のAFC東地区優勝を決めた。QBジョシュ・アレン(Josh Allen)はパスで172ヤードを獲得して2タッチダウンパスを投げ、デビン・シングレタリー(Devin Singletary)がタッチダウン1本を含むランで106ヤード、ジェームズ・クック(James Cook)が同じくタッチダウン1本を含むランで99ヤードを獲得した。

 これで12勝3敗としたビルズは、カンザスシティ・チーフス(Kansas City Chiefs)とのAFCトップシード争いで首位を守った。チーフスは24-10でシアトル・シーホークス(Seattle Seahawks)を下し、同じく12勝3敗でビルズを追っている。

 プレーオフ進出を決めたチームは、これでイーグルス、バイキングス、カウボーイズ、サンフランシスコ・フォーティナイナーズ(San Francisco 49ers)、チーフス、ビルズ、ベンガルズ、レイヴンズとなった。

 ピッツバーグ・スティーラーズ(Pittsburgh Steelers)は13-10でラスベガス・レイダース(Las Vegas Raiders)にホームで競り勝った。QBケネス・ピケット(Kenny Pickett)が残り46秒でジョージ・ピケンズ(George Pickens)への14ヤードのタッチダウンパスを通した。

 この結果を受けて、ロサンゼルス・チャージャーズ(Los Angels Chargers)は26日のインディアナポリス・コルツ(Indianapolis Colts)戦に勝利すれば、ワイルドカードでのAFCプレーオフ進出が決まる。(c)AFP