【12月25日 AFP】米各地に24日、強い寒波が襲来した。一部地域は「爆弾サイクロン」と呼ばれる猛吹雪に見舞われ、約50万戸で停電。航空便のキャンセルも相次いだ。現時点で少なくとも17人の死亡が確認されている。

 寒波が直撃したニューヨーク州では、キャシー・ホークル(Kathy Hochul)知事がエリー(Erie)郡とバファロー(Buffalo)市に州兵を派遣。バファローは猛吹雪となり、救急サービスがほぼまひしている。

 航空便情報サイト「フライトアウェア(FlightAware)」によると、24日は2800便以上が欠航、6600便以上が遅延した。

 道路も氷結し、吹雪で視界不良となった。州間高速道路70号線のコロラド、カンサス両州の区間が閉鎖されるなど、幹線道路の一部も通行止めとなった。

 米国立気象局(National Weather Service)は、命に危険が及ぶとして、住民に屋内にとどまるよう呼び掛けている。同局は23日、一部地域では気温は氷点下48度まで低下したと発表していた。(c)AFP/Maggy DONALDSON