病状悪化のペレ氏、クリスマスイブに息子も病院へ駆けつける
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【12月25日 AFP】サッカー元ブラジル代表のレジェンド、ペレ(Pele)氏(82)のがんや、腎臓と心臓の問題が悪化する中、家族が同氏の入院しているサンパウロ(Sao Paulo)市内の病院に続々と集まっている。24日、ペレ氏の娘がSNSで明かした。
ペレ氏の息子のエジーニョ(Edson "Edinho" Cholbi do Nascimento)氏は、カンピオナート・ブラジレイロ(ブラジル全国選手権)2部のクラブで、パラナ(Parana)州に本拠地のあるロンドリーナEC(Londrina Esporte Clube)の監督に就任したばかりだったが、クリスマスイブのこの日、姉妹のフラビア(Flavia Arantes Nascimento)さんとケリー(Kely Nascimento)さんがいる病院に到着した。
エジーニョ氏はインスタグラム(Instagram)にペレ氏の手を握っている写真を投稿し、「父さん、僕の力もあなたのものに」とメッセージを添えた。
現役時代にGKだったエジーニョ氏は、病床の父親のそばにいられない理由について、サンパウロの日刊紙エスタド(Estadao)が23日に公開したインタビューで「自分もその場にいたいが、ここでの使命に力を注いでいる。医者ではないから、大きな助けにはならない」と説明していたが、その翌日に病院を訪れた。
23日には、娘のケリーさんがペレ氏を抱きしめている画像をインスタグラムでシェアし、「もう一晩一緒に」とのメッセージを書き込んでいた。
21日には病院が、結腸がんの腫瘍に「進行」があったことに加え、「腎臓と心臓の機能障害に関連し、さらなるケアが必要」であると発表している。同じ日には娘たちが、ペレ氏はクリスマスに帰宅しないことを明らかにしていた。(c)AFP