【12月24日 AFP】フランスのアメリー・ウデア・カステラ(Amelie Oudea-Castera)スポーツ相は23日、サッカーW杯カタール大会(2022 World Cup)の決勝後に自国のスター選手キリアン・エムバペ(Kylian Mbappe)を嘲笑したアルゼンチン代表の選手について、「品格のない勝者」であり「下品」だと非難した。

 ウデア・カステラ氏は民放ラジオ局のラジオ・テレビ・ルクセンブルク(RTL)で、「フランスチームは堂々とした負け方をわきまえていたが、アルゼンチン代表チームの勝利後の振る舞いは、私たちが見た試合にふさわしくなかった」と述べた。

 決勝直後のアルゼンチン代表の控室からは、「エムバペに黙とうを」という声が聞こえていた。また、先日ブエノスアイレスで行われた同国代表の優勝パレードでは、GKエミリアーノ・マルティネス(Emiliano Martinez)が顔にエムバペの写真が貼られた赤ちゃん人形を抱きしめている姿が目撃されていた。

 エムバペは決勝でハットトリックを達成し、ビハインドから2度追いついたフランスをけん引。PK戦では1本目に登場し、マルティネスからキックを決めた。

 ウデア・カステラ氏はマルティネスについて「あさましい」と名指しで非難。「とにかく下品で不適切で、まるで場違い」とし、「エミリアーノ・マルティネス自身は、特に際立った存在ではない。むしろ哀れだ」と切り捨てた。(c)AFP