【12月24日 AFP】サッカーW杯カタール大会(2022 World Cup)を制したアルゼンチン代表のGKエミリアーノ・マルティネス(Emiliano Martinez)が22日、首都ブエノスアイレス南部の出身地マルデルプラタ(Mar del Plata)に凱旋(がいせん)し、10万人と推定される地元住民の歓迎を受けた。

 W杯制覇はアルゼンチンにとって通算3度目となるが、マルデルプラタ出身選手の優勝はマルティネスが初めて。この日、海岸沿いに集まった大勢の人の前で大会最優秀GKのトロフィーを披露し、「これは自分だけのものではなく、子どもたちや四つ目の星(4回目のW杯優勝)を夢見ている小さなGKたちみんなのものだ」と語った。

「GKがこんなに認識されるなんて、素晴らしいことだ。こういうのは、いつもならストライカーに向けられるものだからね」

 マルティネスは17歳で母国を離れてイングランド・プレミアリーグのアーセナル(Arsenal)に加入し、現在はアストン・ビラ(Aston Villa)に所属。優勝した2021年のコパ・アメリカ(2021 Copa America)準決勝コロンビア戦に続き、フランスとの今大会決勝でもPK戦で活躍し、PK戦のスペシャリストとしての評価を確立した。(c)AFP